今の時代を生きる大人は未来を生きる子どもに対して何を託すのか。過去の歴史から私たちは何を学べるのか。学びを通して世界にアプローチするキャスタリアも同じ想いを持って、この映画を応援します。
キャスタリア株式会社(代表取締役:山脇智志、本店:長野県塩尻市、本社:東京都港区、以下「キャスタリア」)はキノフィルムズが国内配給し、2021年8月27日金曜より全国公開される映画「沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家」とタイアップします。キャスタリアの各種ウェブサイトやSNSアカウントでの紹介や、大学などとの連動イベントを企画します。
以下、キャスタリア代表取締役である山脇智志のコメントです。
「キャスタリアは昨年12月にキノフィルムズが国内配給した映画「GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生」とのタイアップを行いました。キャスタリアは設立以来、ミッションである「教育で社会課題を解決する」を掲げ、ITをベースにした新たな学びの手段をビジネスとして国内だけでなく、世界へと展開しています。中でもアフリカ・ケニアではJICA(独立行政法人国際協力機構)との共同事業のもと、公教育でのプログラミング教育の導入を進めています。「ケニアにおける教育」という共通項により、たまたま知ったこの映画、GOGOへのタイアップを行いました。オンラインイベントの開催やJICAや外務省、そして国連系組織にも協力してもらったこともあり、コロナ禍における緊急事態宣言が出されている中にもかかわらず、多くの方々に映画館に足を運んでいただきました。
つい先日、私が別な映画を観に行った時に今回の映画「沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家」のことを知り大変に興味を持ちました。それは主人公がパントマイムの生みの親とも言えるマルセル・マルソーの話だったからです。
私は若き頃にテレビの構成作家学校に通い、コメディライターを目指していたことがあります。当時の同窓生の中には現在はテレビや映画などの第一線で活躍するコメディライターや映画監督もいます。彼らとはコメディやお笑いといったものが単に消費されるだけのものでなく、文化として確実に自分たちや社会を照らすものとして誇りを持ってお笑いやコメディに関して語り、そして作品を創っていました。マルセル・マルソーもそんな中で知った偉人の一人です。ピエロではなく、舞踏でもなく、そして何もない中で何かを見せてそして観ている人を笑わせる。表現者ではない自分でもそのすごさに感動を覚えたものでした。
ちょうど同じタイミングで先の映画で担当されていた方よりご連絡をいただいた際に、「沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家」への興味と、何か協力できないかと相談したのです。そして試写にご招待いただき映画を観たのですが、そのあまりの重いテーマと内容に終了後に席を立てないほどでした。わかってはいたのですが、改めてナチスによるユダヤ人への迫害について、映画の中の表現とはいえその恐怖にそのまま帰宅するのが嫌になり、一緒に行った弊社取締役の川端と近くのカフェで2時間近く映画について、今の世界情勢について、そしてキャスタリアがこの映画を応援する意味を語り合いました。そして、この映画が伝えようとしていることの一番大きな意味である「命をつなぐこと」、子どもたちを大人が命をかけても救うという時代を問わず、普遍的な「義務」を少しでも多くの人に考えてもらいたいという思いからタイアップをすることにしました。
私たちが事業として行う教育も、子どもたちの未来をつくる仕事です。
世界では様々な理由で教育を受けられなかったり、命の危険に晒されている子どもたちが多くいます。自分たちはマルセル・マルソーや同胞であるレジスタンスのようなことをやっている訳ではありませんが、一人でも多くの子どもに教育を届けることをやめる事なく、事業を続けていこうと確信しました。
ぜひ一人でも多くの皆さんにこの映画を観ていただき、日本でも世界においても子どもたちを無事に「未来」に送り届けることを考えていただく機会になればありがたく思います。」
■映画「沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家」
公式サイト: https://resistance-movie.jp/
1938年フランス。アーティストとして生きることを夢見るマルセルは、昼間は精肉店で働き、夜はキャバレーでパントマイムを披露していた。第二次世界大戦が激化するなか、彼は兄のアランと従兄弟のジョルジュ、想いを寄せるエマと共に、ナチに親を殺されたユダヤ人の子供たち123人の世話をする。悲しみと緊張に包まれた子供たちにパントマイムで笑顔を取り戻し、彼らと固い絆を結ぶマルセル。だが、ナチの勢力は日に日に増大し、1942年、遂にドイツ軍がフランス全土を占領する。マルセルは、険しく危険なアルプスの山を越えて、子供たちを安全なスイスへと逃がそうと決意するのだが──。
2019 Resistance Pictures Limited.
8月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
<監督・脚本・製作>ジョナタン・ヤクボウィッツ
<出演>ジェシー・アイゼンバーグ、クレマンス・ポエジー、マティアス・シュヴァイクホファー、フェリックス・モアティ、ゲーザ・ルーリグ、カール・マルコヴィクス、ヴィカ・ケレケシュ、ベラ・ラムジー、エド・ハリス、エドガー・ラミレス
<原題>RESISTANCE
<レーティング>G
<提供>⽊下グループ<配給>キノフィルムズ
■キャスタリアについて
キャスタリア株式会社は“教育×ITで社会課題を解決する”をモットーに、 新たな学びを創出する企業です。 モバイルラーニングプラットフォーム「Goocus」を開発し企業や教育機関に提供しています。 また長野県を中心に教育事業を行う学校法人 信学会とともに、 日本初のプログラミング(コード)を必修科目とした広域通信制高校「コードアカデミー高等学校」の運営にも携わっています。