妊婦の情報ネットワークを構築するアプリ「Taarifa za Mama(ママの記録)」の普及により、タンザニアの高い妊産婦死亡の改善を目指す
経済産業省による新興国市場開拓事業費補助金として、アイ・シー・ネット株式会社が実施する「第7回飛びだせJapan!」に、キャスタリア株式会社(本社:東京都港区、以下「 キャスタリア」 )のパーソナル・ヘルス・レコードアプリ「Taarifa za Mama(ママの記録)」事業が採択されました。
バス停にて、アプリを確認する妊婦 |
■「Taarifa za Mama(ママの記録)」について
キャスタリアが開発したパーソナル・ヘルス・レコードアプリ「Taarifa za Mama(ママの記録)」は、妊婦の情報ネットワークを構築するアプリです。助産師が自身のスマートフォンで妊婦健診の内容をアプリ上に入力することで、異なる保健施設や助産師間でのデータ共有を可能とし、紙ベース故に複雑かつ混沌とした現状の妊婦健診をシンプルに変換します。また妊婦自身もスマートフォン上で健診内容の確認や次回健診日の案内等を受け取り、保健指導の継続及び妊婦健診受診回数の増加の実現を目指します。
事業開始可能なサービスの完成の足掛かりとして、「第7回 飛びだせJapan!」の補助金を活用し、ダルエスサラーム市内にて現地調査と実証試験を行います。
アプリを使った妊婦健診の様子 |
■飛びだせJapan!について
「第7回 飛びだせJapan!」は、アフリカ・インド等の新興国への日本企業の進出支援補助金として今年5月に公募が開始され、10社が採択されました。
採択された事業者には補助金による支援に加えて、経済産業省や関係機関の後押しのもと、現地企業や政府とのネットワークづくりの支援も行われる予定です。
URL:https://www.icnet.co.jp/tobidase-japan/
■キャスタリア について
キャスタリアは”IT×教育で社会課題を解決する”をモットーに、日本国内及びアジア・中東・アフリカ諸国における様々な社会課題に対しIT、特にモバイルでのソリューションを創出してきました。ヘルスケア分野への参入は、タンザニアの現職助産師へのモバイル教育を行う中で顕在化した助産や母子保健に関する課題に対し、キャスタリア独自の方法で解決するべく新設した事業となります。
URL:https://www.castalia.co.jp/